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知人の死が教えてくれたこと

気仙沼の知人に連絡が取れなくてずっと心配だった。でも多分大丈夫だろう。もともとメールも電話もまめな人ではないし、停電しているから携帯の充電もできないのだろうと考えていた。
昨日、安否確認の伝言をしていた別の知人から、連絡が入った。
彼は津波に飲み込まれ、ご家族が遺体を確認された、と。

彼は歯科医師だった。
歯科医療に疑問を感じ、本当に患者さんのためになる医療を行おうという活動を行っていた。
私も一緒に活動している。今
彼は今年から、保険医療をやめて、患者さんが自分で病気や症状の原因を知り、治せるように指導する新しい医療システムを作ろうと準備していた。
それを紹介する本の原稿も書いていた。
たくさんの人にそんな医療を行えるようにと、仙台に新しく医院を作ったばかりだった。
「保険医療をやっていれば食べてはいけるけれど、自分が食べるために医療を行うのは間違っている。本当に役に立つ医療を行わなければ」と彼は考えていた。
安否確認の伝言をしてくれたのも、同じように考え、一緒に活動を行っている歯科医師。
これからだった。

津波発生時、気仙沼の歯科医院にいた彼は、患者さんとスタッフを避難させた後、自分も避難したと言う。奥さんには避難したとメールが入ったそうだ。
なのにどうして?
噂によると、子供の所に戻ろうとしたスタッフに付き添っての被災だという。
それが本当ならいかにも彼らしい。そんな人柄の人だった。

死の直前、彼は何を考えただろうか?
まだ小学生の子供のことだろうか?奥さんのことだろうか?ご両親のことだろうか?一緒にがんばって来た仲間のことも考えただろうか?
無念だっただろうか?

志半ばだったとしても、本当に自分が納得できる生き方をめざしていたのだから、納得して人生を終えたと思いたい。
精一杯自分の人生を生きたと満足して逝ったと思いたい。

いずれ人はだれも人生を終える。
それはいつ、どんな形で来るかは分からない。
だから……自分をごまかさず、自分に手を抜かず一瞬一瞬を精一杯生きなければいけないんだよ。

彼の死は私にそう伝えてくれたように感じる。
私はまだ生きているのだから、諦めないで精一杯生きなければと思う。
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